文字で読む「パウエル朝刊」

「パウエル朝刊」Vol.17

今日はちっと雰囲気が違いますで。


ユリ・ゲラー
2000年、人気ゲーム「ポケットモンスター」のポケモン「ユンゲラー」に自分のイメージを盗用されたとして、任天堂を相手取り6000万ポンド(約 101億円)の損害賠償を求める裁判をロサンゼルスの連邦地裁に起こしたが、任天堂側の弁護士の「ユンゲラーは超能力でスプーンを曲げる事が出来るが、このキャラとあなたが似ているなら今ここで超能力でスプーンを曲げてもらえませんか?」との口上に対し実践する事が出来なかったため、訴えを取り下げた。(ユリ・ゲラー - Wikipedia)
カーリーかどうかは知りません(カンでゆった)。

今日の音楽:
Back Again - Allan Richard Feliciano(Podsafe Music Network)
BGMFTK

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おはようございます。
今日も素敵な朝を、迎えられましたか。

先日街をそぞろ歩いていると、素敵な女性に道を尋ねられました。
彼女は雑誌の切り抜きと思しき、大ざっぱに描かれた地図を片手に持って、最近ちょっとこちらの方で話題の、ワインバーを探していたんです。
実はそのワインバー。
先日私は行ったばかりだったので、少しでも彼女のお役に立ちたいと、かなり詳細に道を教えてあげたんですね。
約三分弱、説明が終わり、私が満足な笑みを彼女に投げかけると、彼女は私の顔をしばらく見て、思いがけない一言を言ったのです。

キモッ(エコー)

思わず口から出てしまったようで、慌てて彼女は、私にお礼を述べたのですが、「キモッ」て、何でしょうか。
レバーのことではないですよね?
私はちょっとした親切心から、彼女のためを思い、全身全霊を込めて道案内をしたというのに、その答えがキモとは、どういうことでしょうか?
もしまた彼女のような、素敵な女性から道を尋ねられたら、今度は簡単に、
「あ、あっちの方ですよ」
と言いながら、全く逆の方向を指し示してあげようと、強く心に、誓っています。

それでは今日も、あなたと私。
今日一日が、素敵な日でありますようにと願いながら、私のちょっと、ナードでラードな、そんなトークをお楽しみください。
あなたのお相手は、ぃぃ夜のおやつ、耕治ぃパウエルです。
それでは始めましょう。


「パウエル朝刊」
キモくはないです。


ぁさて今日のパウエル朝刊。
テーマは「超能力」です。
超能力って、素敵ですよね。

最近ではあまり、この超能力、聞かれる機会が少なくなりましたね。
ませいぜい、不倫して家出してしまった、夫を探すために使われたり、あるいは決してネタ(正:タネ)がわからない手品。
そういったものを超能力と指すことが、多くなったようです。
しかしこの、人間が、本来持っているといわれる、隠された能力。
そこには生命の神秘、人類の不思議、そういったものを感じてとてもロマンティックですよね。
実は日本ではその昔、この超能力が、一大ブームとなった時代がありました。
アメリカからやってきたという、カーリーヘアの超能力者。
彼はテレビの前でスプーンを曲げ、カードの内容を言い当て、テレビの前にいる視聴者の腕時計の針を止めたと、今となってはそのしんり(正:真偽)の程は定かではありませんが、一大ブームを巻き起こしたのは間違いありません。
やがてその超能力は、日本の、子供たちに飛び火したようなんです。
日本各地で、スプーンを曲げる少年が、続出しました。
それがさらに超能力のブームを押し上げていったのは間違いないようです。
そんな時代の日本の話です。
これは私の友人から聞いたお話。
日本中にいる、スプーンを曲げる超能力者の一人。
それが彼の、同じ学校にいたと言うのです。
彼の隣のクラスの、一見地味な女の子。
その隣のクラスの女の子の噂は、やがて彼の耳にも届くようになりました。
「彼女もスプーンを曲げる、
 カードの内容を言い当てる、
 らしいよ」

最初のうちは半信半疑だった周囲も、やがて地元のローカル局が、彼女を取材しに来るにあたって、その噂は確実なものへと変化していったそうです。
今まで地味だったその女の子は、一躍学校中の人気者となりました。
その話をしてくれた彼も、目の前で彼女の超能力を、見たことがあるんだそうです。
彼女と友達だという同級生に連れられて、彼女の家に遊びに行ったんだと。
友人たちの目の前で彼女はスプーンを曲げてみせました。
もっとも今この超能力は、デパートの片隅、手品コーナーでも、見ることができるんですね。
ただ彼が印象的だったのは、そういった超能力の類ではなくて、一緒に披露してくれた、占いの方だったと言います。
元々彼女は占いができるということでクラスの人気者で、超能力というのは、その後にお遊びで始めたことのだったようなんですね。
彼女は別に道具を使うわけでなく、相手の顔をしばらく見て、「こうだ」「こうだ」と、ズバリズバリと相手の未来について語っていくんだそうですね。
もちろん彼は信用してなかったそうですが、彼も彼女に占ってもらったそうです。
「将来自分はどういう風になっている」
彼女はこう答えました。
「三十歳になったとき、あなたは多分平凡な生活を送っている。
 奥さんがいて、子供は二人。
 普通のサラリーマンで、毎日、坦々と暮らしてい」
そんなこと言われたそうです。
その話を私にしてくれたとき、彼は苦笑いをして、
「まぁ確かに平凡なサラリーマンで、子供が二人。
 つまらない人生だから、当たっていると言えば当たっているんだけどね」と
平凡なんて言われたので、彼は彼女に対してちょっと意地悪な質問したんだそうです。
「自分たちの未来が見えるんだったら、自分自身の未来も見えるんじゃないの?」
彼女はこう答えました。
「もちろん自分の未来についてもわかる。
 だけど2000年の1月1日まで。
 それ以降はわからないの」
そう答えたそうです。
やがてあれほどまでに日本中を熱狂させた超能力ブームは、まるで潮が引いて行くように、あっという間にどっか行ってしまいました。
ブームが去った後の彼女、どうなったか聞いたのですが、これは皆様のご想像にお任せしましょう。
恐らくは皆様が考えている通りです。
そんな子供の頃の思い出を、まるで笑い話のように私に語ってくれた彼は、ちょっと憂いを帯びた表情になって、こんなエピソードを付け加えてくれました。
「実はねー。
 ずいぶん最近になって知ったんだけど、彼女は実際に、2000年に亡くなってるんだよね」

その話を聞いたとき、彼は一瞬、自殺ではないかと疑ったそうです。
だけど実際のところは彼女は、病気で亡くなったらしく、その亡くなった日付についてはわからなかったそうですが、ちょっと不思議な話ですよね。
その昔の超能力ブーム。
ほとんどはインチキだったようですが、彼女の占いは、どうだったんでしょう?
世の中には、理屈では説明できないことって、あるんですかね?

さて今日の「パウエル朝刊」
超能力について、お話ししました。
真剣に話し込み過ぎて、笑いを入れるのを忘れていたんですね。
だけどつい最近聞いたばかりのこの話。
私の中に、言葉では言い表せない、何か不思議な感触を残してくれるんですよ。
たまにはこういう、話もいいですよね?

さて私達dogcastのホームページでは、この番組や過去のコンテンツを見ることができます。
アドレスは、http://mobile-dog.com/dogcast、です。
あなたの今日一日が、素敵な日であるかどうか、誰かが教えてくれたら、いいですね。
パウエル朝刊、それではまた次回、お会いしましょう。
あなたのお相手は、ぃぃ夜のおやつ、耕治ぃパウエルでした。
それではまた

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